RiTurban‘sサイト解析ブログ
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2010年06月29日
■忘れてはいけないこと
久しぶりにご質問を頂きました。
*******
毎回面白い話題で勉強と一緒にを楽しませてもらっています。
今回の内容の記事でご質問があります。
——————————
そういう分野でSEOをかけると、
効率的に人が集まったりしますよ。
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上記の文章の内容は?リスティング広告のことなのでしょうか?
SEOをかけるとは何をする事なのでしょうか?
ド素人の質問で申し訳ございませんが、
教えていただけると助かります。
(ロビーさんより)
…
これは「お宝キーワード」という過去記事に頂いたご質問です。
http://homepage-shindan.com/url/file/otakara.html
まずご質問にお答えすると、
「SEOをかける」
というのは僕らの専門用語です。
ですから、わからなくて仕方がありません。
SEOをかけるというのは、
=SEO対策をする
という意味です。
そしてSEO対策というのは、
GoogleやYahoo!などの
検索エンジンで上位に表示されるように
サイトを最適化することを指します。
従って上記文章は
—————
そういうマニアックな分野で
Yahoo!やGoogleで検索上位に表示されるように、
あなたのサイトを作り込むと、
効率的に人が集まったりしますよ。
—————
という風に読みかえることができます。
これでご質問のご回答としては終わりです。
しかし、このご質問の背景には、
僕が忘れてはならない、
深い問題が隠されていました。
僕も反省しなくちゃいけないし、
もし、あなたが今ホームページで申し込みが少ないなら、
一緒に考えなくてはならない問題が潜んでいます。
だからちょっと特集しました。
その問題とは・・・
それは
「人それぞれで現実は違う」
ということです。
これは頭で理解している人は多いと思います。
しかし、一番大切なこととして
ちゃんと認識している人は少ないです。
現実が違うとは、
「認識の違い」のことです。
例えばここに1つの
赤いリンゴがあったとします。
ところが僕とあなたでは、
まったく認識が異なります。
例えば僕はリンゴがそんなに好きではないので、
ひょっとしたら視界にすら入らないかも知れません。
一方あなたはリンゴが好きなので、
今すぐにでも食べようと手を伸ばします。
同じものを見ているのに、
反応が全く違うのです。
これは本当に科学的にそうなっています。
網様体賦活系(もうようたいふかつけい)という
神経システムが発見されています。
これは自分にとって重要なものだけを
ピックアップして感じ取る神経システムです。
つまり脳は五感から入る
たくさんの情報を、
都合がよいように
その人固有のパターン認識で処理します。
そこで、人によっては、
本当にリンゴがあったとしても、
見えない人がいるわけです。
(正確にいえば「知覚しない」ということになります)
これは気持ち悪い考え方です。
なぜかというと、
例えリンゴがあったとしても、
それが見えない人が
“本当にいる”のが真実なのです。。
…
さて話を戻しますが、
今の話しを踏まえると、
僕がやってしまったミスは
単に専門用語で内容を解りづらくしてしまった、
ということではありません。
僕がやってしまったミスは、
「自分が誰に向けてメッセージを送っているのか?」
を忘れてしまったことです。
マーケティングの最大のミスは、
「全員に向けて情報を発信する」
ということです。
例えばあなたが競泳水着を売っているとして、
北島にもアマチュアにも好まれて、
80歳のおじいさんにも、5歳に子供にも使える、、
というパンチの弱いメッセージを発信していたら、、
そんな商品は、実は誰にも見向きもされません。
北島も欲しがらないし、5歳の子供も欲しがらないし、
80歳のおじいちゃんも欲しくないのです。
なぜなら、その人にとって
「好きでも嫌いでもない=スル―」だから。
これは恐ろしい話しです。
せっかくこっちはたくさんの人の売ろうと思って、
「誰にでもフィットします!」
というメッセージを発信しているのに、
それをやったとたん、、
あなたの商品は全員にとっての
「見えないリンゴ」
になってしまいます。
つまり誰もが欲しい商品など、
この世に存在しないのです。
それなのにもし間違って、
誰にでも通用するようにパンチが弱い言葉を
使っているとしたら。。
先ほどのリンゴのように、
あなたの商品は、
誰にとっても見えないのでスル―されるでしょう。
人間はそれぞれ現実が違います。
これは絶対に忘れてはならないことです。
ということで自分への戒めもこめて(^^;)
強くお伝えしました。
追伸:
じゃぁ、なぜiPhoneやwiiはあんなに売れるの?
全員が欲しいんじゃないの?
という疑問が沸く人もいると思います。
この答えは簡単です。
wiiは決して全員に向かって売っているわけではありません。
「ゲームで家族のだんらんが欲しい人、います?」
というメッセージを発信した結果。。
それを望む人がたくさんいた、ということなのです。
アプローチが逆なことに気をつけてください。
(まぁ他にも群集心理など細かい部分はありますが、
それははしょって、大雑把にいうとこういうことになります)