RiTurban‘sサイト解析ブログ
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2009年09月02日
GoogleAnalyticsで直帰率という指標があります。
直帰率とは、1ページだけ見て帰ってしまった人の割合です。
たとえば、直帰率75%といえば、1ページだけ見てしまった人が75%(4人に3人)もいるということです。
でも、意外とこの数値の計算方法をしっかりしらない人が多いです。
そのせいで、直帰率について誤解した見方をしている人もいます。
そこで、今回はGoogleAnalyticsを例にとって、直帰率の見方についてご説明します。
まず、マイレポートなどに表示される、サイト全体の直帰率の見方です。
これは、サイト全体のコンテンツ(記事)直帰率の平均が記載されています。
もちろん、それぞれのコンテンツでは閲覧数が違いますので、そちらを考慮して、アベレージがとられています。
では、それぞれのコンテンツではどのように計算されているのでしょうか?
これは、以下の計算式で導き出されます。
直帰率 = そのページから見始めてそこで離脱した人 / そのページ”から”見始めた人
ここで、そのページから見始めた人というのが大事です。
たとえば、あなたのサイトのAページが以下のような値だったとします。
—————————-
【Aページ】
セッション数 800セッション
そのページで離脱したセッション 400セッション
(そのうち)
そのページに直接来たセッション 4セッション
そのページに直接来てそこで離脱した人 3セッション
—————————-
この場合、直帰率は 3/4 = 75%となります。
400/800ではありません。
ついつい、直帰率75%というと、
全体800セッションのうち、75%が直帰しているのか!?
と思ってしまうと思います。
でも、そうではありません。
あくまで、直帰率は、そのページに直接来た人だけが対象になることを忘れないようにしましょう。
ですので、直帰率を判断する時は、しっかりとアクセスの中身まで見なくては、わからなということになります。
直帰率に踊らされず、アクセスの中身まで見てみれば、
「なーんだ、4セッションしか直接来ていないんじゃん」
「このキーワードで来ているなら、直帰率が高くて当たり前だわな」
といった判断ができるようになりますよ。