RiTurban‘sサイト解析ブログ

アクセス解析のデータを読み解くコツ

2010年07月14日

なぜ、アクセス解析のデータを
難しく感じてしまうのでしょうか?

有効活用できないのでしょうか?

それは平均値という魔物にやられている、
というお話を以前しました。

▼平均PV&平均滞在時間の罠
http://site-kaiseki.com/statistics/pv.html

多くのアクセス解析ソフトでは、
平均値とMAX/MIN値を出してくれています。

だから多くの人が、
平均値から解析を行なおうと試みます。

——-
「平均PV(ページビュー)が3PVだから、うちのサイトは平均で安心だ」
「で、どこが悪いんだっけ?」
——-

なぜこのような悲劇がおこるのでしょうか?

その理由はひょっとすると、
僕ら昭和生まれにありがちな
パソコンアレルギーのせいかも知れません。

普通に考えればわかることが、
パソコンのことになると
思考停止に陥るのです。

例えば日本国民の平均年齢が40歳だったとして、
そこから日本が破産するかどうか導き出せるでしょうか?

無理ですね。

例えばその切り口として税収を知りたければ、
労働人口の分布や年収の分布を知らなければなりません。

これは考えればわかることです。

そう、考えればわかることです。

ところが、パソコンのことになると、
この考えが止まってしまいます。

これが一番の問題なのです。

ということで、今日はあなたの
この思考停止のブレーキを
解除したいと思います。

おそらくパソコンのことになると
思考停止に陥る一番の理由は

「全くイメージがわかない」

からです。

もしくは

「パソコンが嫌い」
「用語が難しい」

からです。

これは僕も同じだから気持ちがわかります。

でもこのイメージが湧くか沸かないか?
という違いはかなり重要です。

例えば、日本の将来の税収を計算しようと思えば、
だいたい以下のように思考が働きます。

・誰が税金を払うんだっけ?
・あっ成人か。じゃぁその人数は何人いるんだっけ?
・そういえば、税金って収入に応じて変わるよな。。

こんな思考が働いた結果、
だいたい欲しいデータの想像がついてきます。

ところが。

ホームページのこととなると、
全くイメージがわきません。

・なんで申し込みが入らないんだっけ?
・なんでだ?
・OH、なんでなんだ?
・そうだ、京都へ行こう

こんな風になるので、
データが揃えられないのです。

ということは、
アクセス解析を見る前に
一番知らなければならないのは、
「なんで申込が入らないのか?」
というイメージです。

そのイメージが湧けば、
なんとなく揃えるデータの想像がつきます。

ということで、今日はズバリ申し込みが入らない
理由を3つに絞ってお伝えします。

そうたったの3つ。

ではいきます。

申し込みが入らない理由は、

・あなたの商品をほしがる客を集めていない
・あなたの商品の魅力不足
・顧客がリスクを感じている

この3つです。

上二つはいいとして、
最後のリスクを感じているとは、
ぶっちゃけていえば

「あなたがユーザーを騙しそうに感じる」
「なんか損しそう」

といった恐怖心のことです。

このリスクにもいろいろ種類があるので、
また追ってご紹介したいと思いますが。。

この3つだけで、
だいぶイメージがわきませんか?

もし、あなたの商品をほしがる客を集めていないとしたら、
それはどのデータに現れているのか?

顧客がびびっているとしたら、
それはどのデータに現れているのか?

そう考えていくと、
もうデータを見る時に
平均値だけでは見なくなります。

これが解析の第一歩です。
ぜひ、上の3つの観点で
イメージをわかせて考えてみてくださいね。

用語については、
また今度ご説明します。