何で成約数が伸びないの?
2011年09月02日
今日も軽めの話です。
僕のブログでこういう話で始めるということは、
アクセス解析の話やテクニカルな話を期待されると思います。
「GoogleAnalyticsのレポートで、ユニークユーザー数が減っていることを確認せよ!」
みたいな。
でも今日はもっと簡単で、
わかりやすい理由をお伝えしようと思います。
なんでWEBサイトの成約率が伸びないのか?
僕はそれには大きく3つの理由があると思っています。
■成約数が伸びない3つの理由
1.お客さん候補が来なかった
2.お客さん候補は来たけど、別に今頼む気分じゃなかった
3.お客さん候補だったけどサイトを気に入らなかった
わかりづらいかもしれないので、
ラーメン屋に例えて順番にご説明します。
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1.お客さん候補が来なかった
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ラーメン屋「一休堂」を五反田に新規オープンしたとします。
でも、全然、お客さんが入らない。
まず疑うべきは立地や人通りですね。
お店の前を全然人が通らない閑古鳥状態なら、
そもそもかなり難しい状態です。
どうするか?
チラシを配るなどいろいろアイディアがわいてきますね。
別の集客方法を試す必要がありそうです。
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2.お客さん候補は来たけど、別に今頼む気分じゃなかった
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“ラーメン官僚みたいなおじ様”が
たくさん店の前を通っている。
しかも、ウチの店内をさっと見ている。
でもなぜか誰も入ってくれない…
ついつい店主は外装の問題だと思いがちですが、
それってまさか時間帯は15:00じゃありませんか?
ラーメンが好きなのと、お店に入るかどうかはまた別の問題です。
時間帯や状況や空腹状況によって、
欲しくない気分の時というのは絶対にあります。
この対策としては、
例えば15:00には「小腹が空いた人へ:ミニラーメン」
を販売してもいいかもしれません。
でもそもそも15:00にはどうせ売れないんだから、
何も対策を打たないという戦略もあり得ます。
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3.お客さん候補は来たけどサイトを気に入らなかった
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ここでようやくラーメン屋自身の問題です。
・外装が気に食わない
・ラーメンがおいしそうじゃない
・悪い噂を聞いた
・メニューが悪い
・内装が悪い
・新規オープンしたライバル店の方が気になる
・以前食べた時に嫌なサービスをされた
・etc…
その他もろもろの理由で、
別のラーメン屋に行ってしまうパターンです。
これは悲しいですね
なんとか最適化をはかりたいところです。
…
もうおわかりかも知れませんが、
アクセス解析を見る時には、
上記観点の特に3番をみます。
あとはいくつかのツールやデータも駆使して
1番2番も推測します。
モニタリングなどしながら。
でも今日僕が言いたかったのは、
そういうことではありません。
成約数が増えなくて困っている場合、
WEBサイトの外装や内装に問題があると思うよりも、
「そもそも立地や顧客の気分も大切だよ」
ということです。
一旦ホームページを作ると、
ついつい全ての顧客を捕まえられると考えてしまいます。
つまり成約率100%を目指します。
でも、もしラーメン屋「一休堂」をオープンしたと思ったならば、
まさか全ての通行人が自分のラーメンを食べてくれるとは思わないでしょう。
結局、お客さん候補の数人に向けて、
営業活動をすると思います。
成約率は数%でOKなのです。
…
まとめると「本当のお客さんを意識することが大切」
ということに落ち着きます。
「ユーザーを意識せよ!」
これは昨今、口酸っぱく言われているので、
「またかよ」と思われてしまうと思うのですが。。
そうではなく、僕は楽しんでみるのがよいと思います。
例えばもしラーメン「一休堂」をオープンしたなら、
それは2000万円程度の借金をする大博打です。
でもホームページならば、すごく安価ですみます。
昔からやりたかった(?)カフェやラーメン屋がインターネット上でオープンできていると考えれば、
楽しくなってくるし、肩の力も抜けるのではないでしょうか?
成約数が伸びないという時は、開き直って
「自分のホームページがもし新橋のカフェだとしたら・・・」
とメタファー(比喩)で考えることがとても重要だと思います。
視点が広がって、お店の内装を変え続けるというアイディアより、
もっと素敵なアイディアが振ってくるかもしれません。
追伸:
現在こんな企画をこっそり進行中です。
▼無料モニター100名募集(残り36名)
今日お話ししたような
・成約数をもっと増やしたい
といったお悩みも頂いています。
そちらについて紙面なども使って
もうちょっと具体的にお伝えできればなぁと思っています。
あ、もちろんモニターなので無料です。
応募ペースを考えると、
募集から4日で残り36名ですので、
おそらく締め切りの12日を待たずして、
定員に達してしまうと思います。
もしご興味のある方はお早目にどうぞ。