問い合わせボタンを押してもらうには?
2010年09月01日
ボタンを押してもらいたかったら、
とにかく大きく暖色系で目立たせろ!
これ、よく言われていますが、
実際はどうでしょうか?
今日は僕の最新のテスト結果をお伝えします。
実際には、ボタンを大きくしたり、
目立たせたりすると、確かに押されることが多いです。
しかし、最近の傾向として、
目立たせすぎると、
逆に押されない傾向があるようです。
(3分の2くらいに減ることも)
これは複数案件でそうなので、
実際そうなのでしょう。
なぜ目立たせすぎると押されないのか。
不思議なので考えてみたいところですが。。
それを考える前に少し面白いお話しをしましょう。
確かにボタンを目立たせすぎると、
押される数は減ることがあります。
しかし、実は成約数は変わらなかったりします。
つまり今まで青だったボタンを赤く目立たせたとしても、
お問い合わせしてくる人の数は一緒ということです。
この理由を調べてみると、
面白いことに気づきます。
サイトで見込み客と思われるお客さんの数が変わっていないのです。
ということは、仮にサイトに来ている見込み客の数が一定だった場合、
ボタンのデザイン変更はあまり関係ないということになります。
このことから、ボタンを目立たせすぎた場合、
なぜ押される数が減るのかを考えてみます。
これを僕が考えるには2つの理由があります。
———–
ボタンが目立ちすぎるとあまり押されなくなる理由
———–
1.今まで間違って押していた人が押さなくなった
2.罠のように見えるので警戒する人が増えた
…
ただ、本当のお客さんにとってみては、
上記2つは関係ありません。
もともと「問い合わせしたい!」と思っているので、
ボタンが目立っていようが罠にみえようが、
問い合わせをしてくれるわけです。
もちろん、あなたが設置しているのは罠なんてことはなく、
ただアピールが裏目に出ているだけでしょうから、
この結果は嬉しい結果といえます。
ということで、ボタンのデザインについては
僕は最近こう考えています。
「目立つことより『どれを押せばよいか?』というわかりやすが重要」
「罠みたいに見えるのはあまりよくない」
「ただし心理的抵抗がとれるならば、色の変更や位置の変更はあり」
またボタンの種類もとても大切です。
一口にボタンといっても3種類があります。
■オファーのボタン(問い合わせページや無料DVDプレゼントページへの誘導など)
→罠みたいに見えない方がいい。無駄に大きくすると逆効果。
→わかりやすさとオファーの中身(つまりご提案やキャッチコピー)が最も重要。
→いっそのこと、おもしろ演出やテキストリンクもあり
→エロイ映像のボタンがYoutubeで目立っているとついつい押してしまう(- -;)
■申し込み・確認ボタン
→右側やセンターにあると心理的抵抗が取れやすい(おそらくマウスが右手のことが多いため)。
後はやっぱりわかりやすいのが一番。ユーザーが見慣れているものに合わせるのもあり(Amazonとか)。
■それ以外のリセットボタンなど
→間違って押さないようにわかりやすさが重要
…
これ、僕だけかと思っていましたら、
デザインのプロも同じようなことを
言ってらっしゃるのを見つけました。
▼使える「デザインセミナー」 ウジトモコさん
彼女の掲載されているサイトでも、
セオリー通りにボタンを作ったら、
押されない、ということがあるようです。
やっぱり世の中で言われていることと、
実際にやってみてわかることは違います。
流行りもありますしね。
ということで、あなたも
ボタンが気に食わなければ、
ぜひチェンジを試してみてください。
追伸:
でも、今日の教訓で一番大事なのは「見込み客の数」ということです!
それが一定であればほとんどボタンデザインの変更は意味をなさないので。
あともう一つのキーワードは、「信頼」なのですが
ちょっと長くなるので今日はこれくらいで止めておきます。
これは、また別の機会にでも。。