RiTurban‘sサイト解析ブログ

大切にすべきユーザーは誰?

2011年03月11日

「うーん、どうもわかりづらい。ごちゃごちゃしている。」

これはあるサイトを見ていた時の、
僕とクライアントの感想。

ホームページの改善を続けていくと、
基本的に情報量は増える傾向にありますね。

でも、どんどんサイトの文章やバナー、
メルマガ登録やメニューなどが増えていくと、
サイトの趣旨がよくわからなくなってきます。

こうなった時に表れる傾向としては、
————–
・今まで問合せをしてこなかった客からの問合せが増える
 (でもあまりいいお客さんではない)
・望んでいるお客さんからの問合せが増えない
・人からごちゃごちゃしていると言われる
・ページ閲覧数が増えるが閲覧時間は増えない
 (明らかに迷っている)
————–
などがあります。

こうなってしまった場合、
改めて、情報を整理する時間を1日持ちましょう。

この時のコツは

1.誰に
2.何を訴えて
3.何をしてほしいのか

これをたった1つに絞ります。

逆にそれ以外の情報は尾ひれはひれなので、
アピール度を下げます。

例えば僕がサッカー好きの人に、
「キックが飛ばないのはシューズのせいだ!」と訴え、
キックが飛ぶシューズを売りたいとします。
(※本当にほしい)

この時、サイトで最も訴えるべきなのは

「キックが飛ばなかった人へ
 ありえないほどキックが飛ぶシューズがあります!」

ということです。
(あぁ、本当にほしい・・・)

コレ以外の情報は尾ひれはひれですね。

でも、潜在顧客を育てようという考え方をすると、
どんどん複雑になってきます。

その結果、こんなコピーになりがちです。

「このサイトはサッカー好きの人を応援するサイトです。
 まずはメルマガ登録を!」

範囲を広くしてしまった結果、
「キックを飛ばす」というメインテーマは、
どうでもいいコンテンツの中に埋もれていきます。

そうすると
キックが飛ばない人は「自分とは関係ない」
と思ってサイトを離脱するかも知れません。


潜在顧客との関係を創るのは大切ですが、
(但しメルマガなど継続アプローチをしないなら無意味ですよ!)
そのせいで大切なお客さんを逃さないようにしたいですね。