「アイディアのちから」をフル活用しよう
2011年03月25日
今日のタイトルは
「アイディアのちから」をフル活用しよう。
僕がその方法をお伝えするかと思いきや、
実はそのまんまのタイトルの本があります。
▼「アイディアのちから」(日経BP社 チップ・ハース/ダン・ハース著)
この本は全米150万部のベストセラーで、
2008年に出ていますから、
知っているかもしれないですね。
著者2人は兄弟で、
スタンフォード大学の教授と
教科書の出版会社の社長です。
で、この本ですが、
マーケッターは必読だと思いました。
(あと今回のような慈善活動が必要な場合も)
なぜかというと、
「どうすれば、あなたのメッセージがより人々の心に響き、記憶に残るのか?」
ということが書いてあるからです。
この本には合計6つのテクニックが書いてあるのですが、
そのテクニックを使うと・・・
?広告を書いても嫌われない(むしろ好かれる)
?あなたのメッセージがわかりやすく伝わる
?人々があなたのメッセージを口コミする・伝説になる
etc…
など良いことづくめ。
今日はその本で紹介されていた
6つのテクニックを簡単にご紹介します。
【6つのテクニック】
1.単純明快にする
2.意外性を持たせる
3.具体的にする
4.信頼性を持たせる
5.感情に訴える
6.物語性を持たせる
表題だけみると、
聞いたことがあるような話ばかりですが・・・
この本のすごいところは、
HowTo本になっているので、
読めば今日からあなたのメッセージがすごいアイディアに化けるところです。
例をあげますね。
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「日光浴をすると危険。紫外線が強いと、皮膚が炎症をおこす。
それは年々積み重なり元に戻せず、肌の老化につながる。
特に18歳以下は顕著」
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というメッセージをかえる場合・・・
※注意
以下はあくまで”文章”の例題です。
内容の正確性については一切保障していませんので、
信じないでください!
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1.単純明快にする
※余計なものをそぎ落として一番キツイ一言でいうと?と考える
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一言でいうと「あなたの肌は、もう元に戻らない」
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2.意外性を持たせる
※人の好奇心をくすぐるようなことを言う
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例)
「なぜ18歳以下が日焼けするとすぐ年寄りになるのか?」
※補足
過剰な日光浴が危険なことはみんな知っているので、
そんなに好奇心はわかない。
そこで「なぜか?」という問いをなげかけて、好奇心をそそる
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3.具体的にする
誰でもわかる(イメージできる)言葉、数字。比喩を用いて説明する
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例)
「日焼けはあなたの肌の貯金を切り崩していきます。」
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4.信頼性を持たせる
※誰でも簡単に確認できることを伝える
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例)
「最近、いつまでたっても日焼け跡のシミがきえないと思っていませんか?」
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5.感情に訴える
※他人ではなく本人にとって重要だと訴える
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例)
「あなたが高校生の時に運動部に所属していたならば・・・」
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6.物語性を持たせる
※頭の中で過去の経験などを思い出せる物語を提供する
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例)
テレビでガングロの女子高生をみて
「この子達の肌はボロボロになるのではないか?」
と思ったことはありませんか?
実際、その女子高生の10年後のテレビインタビューです。
A子さん「あの経験を、今一生後悔しています・・・」
※以下物語は続く
…
結論としては、
上記6つを全て組み合わせてもいいし、
一部だけでもいいのですが、
とにかくこれらの要素を組み合わせると、
心に響きやすいメッセージになるようです。
詳しくは本に書いてありますので、
興味のある方はご覧ください。
▼「アイディアのちから」(日経BP社 チップ・ハース/ダン・ハース著)