RiTurban‘sサイト解析ブログ

モニタリングすべき指標とは?

2011年09月27日


今日も、先回の続き。
マクロ視点でモニタリングすべき指標とは?というお話をします。
でも僕の答えは簡単なのであっさり終わりますよ。

※ちなみに先回のマクロの視点についてはこちらで。
▼マクロの視点
http://site-kaiseki.com/analyze/post-34.html
■モニタリングすべき指標とは?

僕の答えはすごく簡単です。

コンセプトダイアグラムで重要そうな箇所

以上だと思っています。


■コンセプトダイアグラムとは?

コンセプトダイアグラムを一言で表現すると
「WEBサイトのコンセプトを図示したもの」
となりますが、

僕は
「WEBサイトとユーザーとの関係を表した一枚の図」
と勝手に思っています。

僕は元楽天の清水さんから初めてこの言葉を聞き、
目からうろこでした。

今まで頭で考えていたことを
シンプルにまとめる方法を教えてもらった感じです。

しかもこの図、作るのは意外と簡単です。
作り方は以下が参考になると思います。
(僕のも入れておきます)

本当に1時間程度でもとりあえず形になるので、
ぜひ一度作ってみてください。

▼WEB担当者フォーラムの記事
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2011/09/01/11017

▼元祖!清水さんのレクチャー
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2011/02/14/9604
http://www.cms-ia.info/news/how-to-draw-concept-diagram/

▼僕の簡易な作り方
http://site-kaiseki.com/seminar/ia216.html#3


本当は僕の中ではもうちょっと進んでいますが、
それはまた今度。


■なぜコンセプトダイアグラムを作るのか?

これも一言で説明がつきます。

コンセプトダイアグラムこそが
「WEBサイト成功の秘訣」だからです。

WEBサイトの成功は、
極論すればお客さんとの関係で決まります。

コンセプトダイアグラムには、
そのお客さんが登場するんですね。

これが重要だと思っています。
逆にお客さんが登場しないコンセプトダイアグラムは危険です。

抽象的なカッコイイものになるかも知れませんが、
実践では役に立たないと思います。

これは僕の経験則ですが、

・お客さんはどこにいるのか?
・どうやったらそのお客さんにリーチできるか?
・そのお客さんの欲しいの発熱量は高いか?


これでWEBサイト成功の3割以上が決まるといっても
過言ではないと思っています。

ですから、お客さんとWEBサイトの関係を
図示しておくことはとても有用なのです。

ちなみに欲しいの温度というのは、
僕の独自用語なのですが、
以前こちらのブログに書きました。

▼欲しいの発熱量
http://site-kaiseki.com/conversion/2.html

■コンセプトダイアグラムからモニタリングする指標を決める

一度コンセプトダイアグラムを作ってみると、
自分のWEBサイトにとって、
何が重要なのかがわかるようになります。

例えば、
—–
・リピーターの数
・「サイト解析」と検索して訪問しているユーザー数
・ブランドキーワードでの訪問数
—–

といった指標が出てきます。

あとはその値を定期的(毎週、毎月)
モニタリングすればよいです。

すごく簡単ですね。

なお他にも外部リスクとしてモニタリングすべき指標、
例えば検索数のトレンドなどもあります。

しかしそれは後回しでいいので、
まずはこのコンセプトダイアグラムから導き出した値を
モニタリングしてみましょう。

それが最も重要な指標だからです。


■一点だけ注意点!

ところでこのコンセプトダイアグラム。

自分が何をやりたいのかわかっていない時は、
どうやっても作れません。

コンセプトダイアグラムというだけあって、
コンセプトが無いと作れないのです。

でもコンセプトが無い!とわかっても
がっかりしないでください。

それがわかってからがスタートなのです。

誰に何を提供するのか?をもう一度しっかり定義すれば、
自ずと答えは出てきます。

焦らずじっくり取り組んでみてください。

きっと光明が差すでしょう。

僕も何回も光明がさしました^^