RiTurban‘sサイト解析ブログ

成約率を上げるには?(3) ~平均以下の場合~

2010年04月05日

■ ユーザはタイガーウッズより酷い

今日は成約率が平均点以下のサイト、
二番目の特徴である

「明らかに他サイトの比較で負けている」

についてお話します。

まずこちらをご覧ください。
http://www.okawasanki.co.jp/

次にこちらをご覧ください。
http://www.cable-kakou.com/

さて、この2つのサイトを見て
どう思われたでしょうか?

この2つのサイトは「ケーブル加工」
と検索した時に表示されるサイトです。

両方ともきれいなサイトですが、
あなたが見積もりを急いでいるなら、
後者を選びませんか?


なぜそうなっちゃうかというと、
圧倒的に後者がわかりやすいのです。

まずトップページの印象からして違います。

後者のケーブル加工.comは、
「30分見積もり」をアピールしています。

一方、前者のサイトは、
自分たちの哲学メッセージをアピールしています。

もしあなたが企業の担当者で、
“三社から見積もり”をとろうとしていた場合、
どちらが合格するでしょうか?

おそらく後者は「合格サイト」。
前者は「候補サイト」に入ると思います。

最近のインターネットは、
ますます比較分野になってきています。

つまりユーザーは、比較して
よりよいサイトにすぐ浮気するんです。

ある意味、タイガーウッズより酷いです。

さっきまでは素敵と思っていたサイトを、
次には駄目なサイトと結論づけます。

ということは、
絶対に見忘れてはいけないのが、

「競合他社のサイト」です。

まずユーザーの気持ちになって、
他のサイトと比較してみましょう。

つまり

——————–
「3社から見積もりを取らなければならないとしたら、自分ならどのサイトを選ぶか」
 
「自分はなぜその3社を選んだのか?」

「その3社から学ぶべきポイントはないか?」
——————–

を考えてください。

そのエッセンスをあなたのサイトにも
反映すれば、見事ユーザーを
自分に振り向かせることができるでしょう。

成約率が平均以下の場合(もしくは最近下がってきている場合)、
あなたが悪いのではなく、他社が良すぎるということは意外とよくあるのです。

次回は最後の三番目の特徴
「商品がまずい」
についてお伝えします。