RiTurban‘sサイト解析ブログ

成約率を上げるには?(5) ~平均以上の場合~

2010年04月11日

成約率が平均以上の場合は、
今までとはアプローチが異なります。

そしてその平均以上の
アプローチも大きく2通りあります。

イメージでいくと、
高校に合格するのに、
トップ合格を目指すのか、
合格すればいいのかで
作戦が違うのと一緒です。

多くの場合、
合格することを第一目標にする場合は
テクニックでいけることが多いです。

一方トップ合格を目指すなら
抜本的な対策になります。

そしてビジネスの場合、
とりあえず売り上げがあがればいい、
つまり合格すればいいということが多いです。

そこで今日はテクニックで
合格する方をお伝えします。


高校に合格させる場合、
一番簡単なのは、
一教科だけを狙わないことです。

どういうことか?

つまり高校に合格するには、
1教科が100点でも、
他が0点では合格しません。

ビジネスも1教科勝負というより、
5教科勝負のようなところがあります。

総合得点があれば売り上げがあがります。

そこでこう考えます。
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今、自分のサイトは平均の売り上げを出している
つまり60点をとることができている。

じゃぁ、このサイトを100点にするよりも、
他の科目を上げれないだろうか?
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具体的にお話します。

例えば僕は
ログ分析のコンサルタントです。

このログ分析のノウハウは、
「アクセス解析」を考えている人に
もっとも響くと考えられます。

でも例えばPPC広告で困っている人にも
響かないでしょうか?

もちろん、普通に考えれば響かないです。

でも、PPC広告費の高騰に
困っている人には
響く可能性があります。

アクセス解析をすれば、
広告費が削減できる可能性が高いからです。

そう考えると、
「PPC広告費を削減しましょう」
というチラシページを1枚作り、無料レポートを作り、
そのページに広告などを使って集客することはできます。

最初はそのページからの成約率は半分以下ですから、
先回までお伝えしてきたノウハウを使って、
このページからの成約率もだいたい平均値くらいまで上げます。
(あがらないこともありますが、費用対効果が出ればOKと考えます)

ということで
今あるサイトを最大限有効活用しつつ、
別の教科でも60点を目指すことができます。

アクセス解析の分野で60点。
PPC広告費削減の分野でも60点。

これで合計120点で、
1教科100点にするより合計点数が高いです。

これが俗にいう
ランディングページの最適化(LPO)
という作戦です。

これは普通のビジネスでは
よく行われていることです。

見せ方をかえて他の潜在ユーザーを
取り込むという作戦ですね。

でも、インターネットでは、
まだあまりやっている人がいません。

多くの人が「アクセス解析」という
一分野で100点を目指そうとしてしまうのです。

だから当たり前のキーワードで広告やSEOを考え、
当たり前のホームページを作っています。

そして競争が激化しているわけです。

それはそれで実はすごく正しい作戦で、
僕もクライアントさんにお薦めはしているのですが、
時間がかかるし大変です。
※本気で100点を目指す方法はこのシリーズの最後に触れます。

実際の事例で行っても、即効性があり、
テクニッックの分野でうまくやるには、
今日お話したような、
LPOを使うのが最もうまくいきやすいです。

言い方をかえれば、ユーザーのニーズに会わせて、
ページを複数枚作るということです。

次回はもう一つのテクニック
「接触回数を増やす」
についてお話します。