RiTurban‘sサイト解析ブログ

Google Analyticsの滞在時間の計測方法について

2009年08月29日

GoogleAnalyticsでは、
いくつか注意事項があります。

今回の注意事項は、サイト滞在時間に関するものです。

▼ユーザが最後に見たページ(離脱ページ)の滞在時間はわからない

GoogleAnalyticsでは、ユーザの滞在時間を、

  次のページのトラッキングコードが読み込まれた時刻
- その前のページのトラッキングコードが読み込まれた時刻


という計算で導きます。

“時刻”というのがポイントで、たとえば、

私があるサイトでAページからBページへ移動して、そこでサイトを閉じた場合。

サイトのAページについた時刻         16:00
AページからBページへ移動した時刻     16:05
Bページを閉じた(離脱した)時刻        16:07

という風だったとします。
この場合は、

Aページの滞在時間
16:05 ? 16:00 = 5分

Bページの滞在時間
計測されない

となります。

なぜBページの滞在時間が計測されないかというと、
離脱してしまっているので、次のページのトラッキングコード読み込みがないからです。

詳しくは、GoogleAnalyticsのヘルプページにあります。

http://www.google.co.jp/support/analytics/bin/answer.py?hl=jp&answer=99118

これによる注意事項で一番大きいのは、

1ページだけ見て直帰したユーザの滞在時間はまったくわからない

というものです。

これを補うには、別のアクセス解析ソフトを入れるか(間違いなく有料ですが)
直帰したユーザは無視するかです。

普通のサイトの場合は、無視して問題ないと思います。

もちろん、平均サイト滞在時間も、この影響を受けるのですが、
無視して問題ないと思います。


セールスレター型のサイトなどは、1ページで直帰するユーザが増えます。

そこで、別のアクセス解析ソフトなどを入れるとよいと思います。

個人的にお勧めなのは、マニアックなのですが
「アクセス解析の達人」というソフトです。

http://homepage-shindan.com/url/file/tatsujin.html

このソフト、なんと、ユーザがどんな風に画面を見たのか
録画してくれます。

セールスレターを分析するには必須のソフトだと思っていて、
私が使っているのも、基本的にGoogleAnalyticsと
このアクセス解析の達人だけです。

あとは、Googleウェブサイトオプティマイザーでテストすれば、
ほとんどのサイトでは事足りると思います。